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ノンジャンル

教師と言う名の仮面 後編

   

設置したカメラの映像を確認していると、見知った顔の人物が入ってくる。
その者は連れて来た人に対し思いつめたような雰囲気をだしながら話し出す。
なりゆきを見ていた熊井の目と耳を疑いたくなるような状況へ…

 

視聴覚室に設置したカラメの中に録画されていた画像、当然設置してから数時間は誰もいない部屋の中をただ映しているだけだった。
文化祭が開幕した後も、ここを使用するという申請がされていない為、午前中も誰一人として画面の中に出てくる人はいない。
また校内も一般人立ち入り禁止区域があり、家庭科室や音楽室、美術室なども使用申請がだされていない個所への立ち入りができないようになっている。
その中に視聴覚室も入っている為、熊井は早送りで確認をしていたのだった。
ん? と思い、一旦再生を止めて少し巻き戻して今度は通常再生をする。
時間は午後2時頃、文化祭初日は午後4時までの為、生徒も教師も疲れが見え始める時間帯なのかもしれない。
この学校の生徒なら、使われていない場所、休むのに最適な場所は把握していてもおかしくはない。
画面の中に入った人影は明らかに自校の制服を着ている。
熊井はゴクッと生唾を飲み込み、注意深く画面を見た。

 

-ノンジャンル

教師と言う名の仮面<全2話> 第1話第2話

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