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ノンジャンル

天使

   

※ジャンル選択に悩む作品だったのでノンジャンルとなっています。天使のお話なのでファンタジー寄りかもしれませんが、一般的なファンタジーとは違いますので、注意してお読み下さい。

天使が人間に恋をして---その結末は?

 

「あんたナニ?」
 あれ。見えてる? 見えてしまってますか。
 こちらの戸惑いを読んだのか、彼は露骨に嫌な顔をして「見えてるんだけど」と、言った。
 そして、もう一度問われた。
「あんたナニ」

天使です。

天使

 嫌だなぁ。羽根がぱたぱたぱたぱた、嬉しがってとまらないや。あたしの羽根がぱたつく度、彼の柔らかな茶色の髪が、ふわりふわりと揺れる。
「天使。へぇ。その天使様が何用で?」
 あれ。驚かないんデスカ。
 普通、人間て驚くんじゃないですか。
 飛び回るあたしを鬱陶しそうに眺める。
 鬱陶しいですか。ですよね。あたしも鬱陶しいです、この羽根が。
「天使は絶滅したって聞いたけど?」
「あぁ、そうらしいですね」
「らしいって」
「よく知りません。だって、あたしはここに居るし」
「…ま、そうだけど。で? なんで俺んちに、その絶滅したはずの天使が飛び回ってるわけ」

 

-ノンジャンル


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