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ラブストーリー

もういちど、すきって言ってもいいですか 1

   

カレの指があたしのふくらはぎにそっと触れる。

筋肉の隆起を確かめるようなその指使いに、あたしの喉は声にならない吐息を漏らした。

――なんて、いじましい妄想を10年も続けていれば、少しは女っぽくなれたかしら。

本当のあたしは、あのことにこだわりすぎて一歩も前に進めない。

 

 色の白いは七難隠す。ついでに脚も細けりゃ言うこと無し。
 十代のほとんどを女子サッカーに費やし、日焼けと筋肉質な大根脚とは切っても切れない仲だったあたしにとって、美白と痩身はどんだけお金をつぎ込んでもつぎ込み足りないような、心のよりどころとして絶対的なものになっていた。

 

-ラブストーリー

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