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SF・ファンタジー・ホラー

Genesis−創世

   

アンジェラが住む隣に越してきたレイン一家は無宗教で、アンジェラ一家は熱心な信者であることから、レインに日曜学校へ行く事を勧める。
はじめて知る聖書の言葉に疑問を抱くレインに付き添い、アンジェラも3D図書館と言われる場所へ。
そこで創世記に記されていることを体験してしまったことから、ふたりの価値観が変わって行き…

 

一章【理】

 はじめに神は天と地を創造された。

 まだ世界というものが無かった頃、神と呼ばれる者だけが、この世に存在していた。
 地形はなく、上も下もない、それを宇宙と呼ぶのかすらも知らない頃のことである。
 唯一の存在、神は何をおもって自分以外の生物を造ったのか――
 それは神のみしか知らぬこと。
 神の考えなど、凡人が理解など出来る筈が無い。
 天と地が出来上がると、光を与え、光と闇が出来上がる。
 光を昼、闇を夜と名付け、昼の前に朝、夜の前に夕とが出来、その四つの現象が一周して一日とした。
 大空が出来、その下に水が広がる。
 この地形に神は、大空を天と呼び、水を地と呼ぶ。
 地には草木が生え、水の中に生まれた生物を魚と呼ぶ。
 空に生きる生物を鳥と名付け、水が干上がった箇所に生まれた生き物を家畜と名付けた。
 それらを従え統治するべくして人が生まれる。

 人は神の骨から作られ、それを男と呼び、男の肉から出来た人を女と名付ける。
 人は皆、神の子なのである。
 神のお言葉は偉大で、その神の言葉を聞くことが出来たのは、処女のみとされていた。

 

-SF・ファンタジー・ホラー


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