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ラブストーリー

RED SPRITE -My girlfriend-Ⅰ

   2015年3月18日  

RED SPRITE(赤い妖精)~雷雲上の中間圏で起こる発光現象であり、超高層雷放電の1つである。雷とは全く別の発光現象ではあるが、雷(雷放電)に付随して発光するといわれている。雷雲上の現象であることから、雷雲の真下からでは観測不可能~

超過激な彼女は僕の〈運命の人〉!

恋シェフ薫’s caseのスピンオフ。
ド金髪の天使・樹泰の恋物語です。

ゆっくり楽しんでねぇ~ うはははははは♪

※今回、女の子の名前は出できません。 

 

 
全ての音を吸い込むような深紅の絨毯。
その深紅は天井まで続いている。
部屋全体が防音室のようで、僕の耳は詰まったみたいに、少し不快だった。
そんな深紅の天井から、少し仰々しいシャンデリアが怪しく部屋を照らしてる。

「で、どう? 樹泰君、うちに来て貰う事は可能かな?」

聞こえた耳障りな声はすぐに壁へと吸い込まれる。
僕は目の前のソファに座る、若い男へと視線を向けた。

「僕、移る気ないです。」

僕はそう言って、つや消ししてあるテーブルへと視線を落とす。
クリーム色の名刺には、最近良く聞く、売り出し中の会社名。
それをもう一度確認した。
でも、この会社あまり素性が良くないって噂。
目の前の若い男。 彼の肩書きは専務さん。 名前は…「太郎良 潔(タロウラ キヨシ)」。
変わった苗字。 カ○ーラみたい。 僕は思わず有名な車の名前を浮かべた。 
笑いを押し殺す僕を見て、太郎良なる男は少しニヤついた。

「この名前のお陰で、そんな顔、たくさん見てるよ。
でも、これって覚えて貰うのには得なんだよねぇ。」

その軽薄そうな笑顔と物言いから、社長の息子なんだと確信する。
だって、青田刈り? 大学生とは言え、既に僕はちょっとは名の知れたプログラマー。
大人なんだからねっ!

「あの、僕、何度もお断りしたはずですけど…。」
「何度断られても、君のゲームプログラマーとしてのセンスを買ってるんだ。
君に来て貰いたいんだよ。 分かるでしょ?
僕としてもさ、親の七光りとか陰口叩かれずにさ、やれるんだって事証明したい訳よ。」

やっぱり息子。
あぁ、しつこいの、嫌いだ。
って言うか、ここに連れ込まれた経緯だって気にくわない。
僕のこと、ナメてるとしか思えない。
せっかく上出来のライブで、気分は最高だったのに。

 

-ラブストーリー

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