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ノンジャンル

スケベの効用(下)

   

強姦事件の冤罪で、とうとう少年院送りとなった桃屋。そんな少年院に入った彼を、スクールカウンセラーの男は見捨てなかった。カウンセラーの先生は、面会に来ては、あきらめるな、と必死に桃屋へ訴えかける。下巻では、スケベ心が災いし、人生を損ねた男の熱烈な逆転劇が繰り広げられるのだろうか?

 

 僕はこの事件によって、強姦犯に仕立て上げられてしまいました。
 その昔、マスコミでは、殺人を犯した少年Bとか取り沙汰されましたが、あれみたいにちょっとした騒ぎになりました。

 僕は強姦を行った犯人として、裁判を受け、少年院に入ることになりました。
 少年院の暮らしはそっけなかったです。
 僕と同じような罪名を持つ若い人たちが、牢の中に入れられて、毎日、うつむきながら、辛そうにしていました。

 学校は休学になりました。
 退学になってもおかしくはない事態でしたが、学校側の配慮によって、僕に更生の機会を与えると言う名目で、なんとか休学まで持ち込めました。
 この際に、元担任の先生とカウンセラーの先生にはまた迷惑をかけてしまいました。

 少年院では面会が許されています。
 たまに、両親、元担任の先生、カウンセラーの先生が来てくれました。
 ちなみに、カウンセラーの先生は、「元」ではなく、「現」カウンセラーでもあります。
 この事件から更生する配慮として、彼が僕のカウンセラーになってくれました。

 

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