幻創文芸文庫 (β)

小説好きの創作小説を無料配信*スマホ対応

ノンジャンル

優等生の裏 上

   

 天才で何でもできる幼馴染みには最大の欠点がある。少女という存在にかなり執着しているところだ。

 

 
 幼馴染みは、いわゆるキ●ガイだ。少女というものに執着して生きている。見知らぬ少女を不審者から守るためという名目でストーキングをよくやっていた。

 幼馴染みの変態っぷりを知っているのは、たぶん俺くらいなものだ。普段は真面目な高校生を演じている。生徒会長をやっていて、周りからは信頼と憧憬の的になっている。
 本当は生徒会長をやる気など本人にはさらさらなかった。だが周りが嫌というほどこいつを推した。だから立候補に踏み切ったのだ。他に会長になりたいと言い出す人はいなかったから、生徒会選挙なんてまどろっこしいことは会長に限ってなかった。

 高校生になって四回目の始業式も毎度と変わらない流れ。校長が長ったらしい話をした後、生徒会長の話なんて時間が設けられる。前会長のときはそのような時間など設けられることはなかった。この時点で幼馴染みの支持率が明確すぎて目が痛い。
 ステージに上がってマイクを片手に語っている姿に、変質者の面影はない。ただの優等生。
 入学当初から模試では全国一位をキープし続け、部活動の剣道でも同じ成績を保っている。何をやらせても、少しかじるだけで昔から他人よりずば抜けてしまう。こちらが先にやっていたはずなのに、あいつの方がいつの間にか何倍も上を行っていることに嫌気が差すのももう慣れた。

 

-ノンジャンル


コメントを残す

おすすめ作品