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会社学校〜ゼッピョと一緒〜 第7号

   2016年3月28日  

くだらない会話で日常を彩る。それが彼らの生き甲斐であり、それを日常とする。ゼックンとピョロンとその仲間達が繰り広げるシュールトーク。

1ページ目、体育会系。
細岡ピョロン、軽沢トッツ。

2ページ目、エピメニデス。
凡内ゼックン、細岡ピョロン。

3ページ目、命。
普口カブー、軽沢トッツ。

 

体育会系。

ト:あー怒られた怒られた。ふーっ、お茶でも飲もう
ピ:怒られた後の態度、ゼックンに似てきたな
ト:小林さん、うるさかったっスね
ピ:いちいち口答えするからだろ。俺らが迷惑だ
ト:私は体育会系だから、同じような人なら指導しやすいのに!だって
ピ:あいつのいう体育会系ってなんなんだろうな
ト:体育会系って言葉で罪から逃げて、弱い奴を力で上から押さえつけて、言いなりにさせたいだけっスよ
ピ:なんか、言うこともだんだんゼックンに似てきたな
ト:俺、ずっと野球やってたんで、一応体育会系なんスけどね
ピ:トッツが?野球を?
ト:今でも140キロくらいなら投げるっスよ。まぁ、もう30球くらいが限界っスけどね
ピ:トッツが?マジかよ
ト:社会人チームにも一応入ってんスよ
ピ:へぇー、すげーな。少し見直したよ
ト:年会費払いたくないんで、あんまり参加しないようにしてるんスけどね
ピ:最低だな。やっぱり見直さない
ト:高校は、グミ高からも推薦きてたんスよ
ピ:あの名門校から?トッツってそんなにすごい奴だったの?
ト:すごいのは俺じゃなくて、わざわざ俺なんかに気づいたグミ高っスよ
ピ:なんでいちいちムカつくんだろ…で、グミ高には入ってないよな?
ト:蹴りましたよ。ちょっと…わけあってね
ピ:あ…怪我かなんかか?
ト:そうスね…簡単に言えば、練習が無駄にきつそうだからっス
ピ:は?
ト:練習はきついし丸刈りだし、同級生にライバルも多くて試合に出られるかもわからない。そんなの本っ当に馬鹿らしいっスよ
ピ:……。
ト:当時、グミ高の野球部は100人くらい。試合に出て活躍して、モテる奴なんて本当に一握りっスよ
ピ:まぁ、そうだろうけど
ト:中には高校三年間、大事な青春が球拾いだけで終わる奴もきっといる
ピ:…う、うん
ト:だったら、地元のザコしかいない高校で、一人スーパースターになりたいっスよね
ピ:なんでだろ…どんどんお前のこと嫌いになっていくんだけど…
ト:味方からは大きな期待と憧れ。敵からも憧れ。女にモテるし髪ものばせる
ピ:泥臭い思い出はないんだ?
ト:そういうのも悪くないんスけど、生まれ持ったスター性が邪魔して、まぁこれは今でもそうなんスけど
ピ:お前すげーな…お前すげーわ…
ト:そうして培った忍耐力。ここに俺参上
ピ:体育会系はこうあるべきとかはわからないけど、お前は体育会系じゃねーよ…

 

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