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会社学校〜ゼッピョと一緒〜 第10号

   2016年5月19日  

くだらない会話で日常を彩る。それが彼らの生き甲斐であり、それを日常とする。ゼックンとピョロンとその仲間達が繰り広げるシュールトーク。

1ページ目、願い。
ゼックン、ピョロン。

2ページ目、同行。
ピョロン、トッツ。

3ページ目、無駄話。
ゼックン、ピョロン、トッツ。

 

願い。

ピ:なぁ、凡チッチー
ゼ:ピョロン!なぜそのニックネームを!
ピ:坂っちが言ってた。坂っちの彼女、ゼックンと同じ高校だったんだって
ゼ:くそっ…どこまでも忌々しい奴め
ピ:ゼックンの高校時代のことは、俺もあんまり知らないからな
ゼ:いや、話してた通りだよ。友達が一人もいなかっただけで、あとは普通だよ
ピ:友達がいない時点で普通じゃないけどな
ゼ:コミュニケーションが下手だったというか、いじられるのが嫌いでずっと黙ってた学校生活だったよ。スポーツ推薦で入学して部活に没頭。チームプレイのスポーツなのに誰とも一言も話さない。そんな日が週に4回くらいあったよ
ピ:ほとんどだな。全然普通じゃない
ゼ:おとなしすぎて、ヤギと間違われたこともあった
ピ:ヤギっておとなしいのか?
ゼ:わかんないけど、草ばっかり食べてるイメージ。とにかく、思い出していいことなんて一つもなかったよ
ピ:そうか…ちょっとはわかってたけど、それはすまん
ゼ:ううん、ありがとう
ピ:え?
ゼ:知らせてくれたんだよね。あの糞野郎がそんなことを知ってるって
ピ:うん。坂っちの彼女な、ゼックンに手紙を出したことがあったんだって
ゼ:あーはいはい。呪いのやつね
ピ:そんなんじゃなくて。もうちょっとライトなやつ
ゼ:高校の時は呪いの手紙しかもらったことがないんだけど。あ、ロッカーに入ってたやつかな?
ピ:渡し方までは聞いてないけど
ゼ:水浸しのトイレットペーパーと手紙が入ってた時があったよ
ピ:ひどいな。そんな重たい話じゃない。ラブレターだよ
ゼ:えー、俺に?そんな馬鹿な
ピ:坂っちがそう言ってたよ。アドレスを書いた手紙を渡したって
ゼ:わかんない。覚えてないや。それでどうなったの?
ピ:メールはこなかったって
ゼ:送ってないからね。警戒して読まずにすぐ捨てたのかな。ヤギだけに
ピ:ヤギは捨ててないけどな。名字がハマオカっていうらしいぞ
ゼ:あーあー!いたいた!やっぱり呪いの手紙じゃん
ピ:思い出した?てか、呪いの手紙なのか?
ゼ:そいつ、率先して俺をいじってた。顔がブサイクで、性格がも一つブサイクみたいな
ピ:そんな奴にいじられてたのか…
ゼ:あの糞野郎、ハマオカさんと付き合ってんの?
ピ:付き合ってるというか、結婚間近というか
ゼ:おえー、気持ち悪。ゲロゲロパー
ピ:パーってなんだよ
ゼ:あの糞野郎、仕事ができるとか二枚目だとか、なんだか知らないけど、あんなのと付き合ってんのか
ピ:どんな人なの?
ゼ:治るものも治らない。そんな顔をしてた
ピ:ひどいな。その表現がひどいな
ゼ:鼻の穴が目みたいだった
ピ:妖怪じゃん。そんな奴が坂っちと結婚か…整形したのかな?
ゼ:整形や突然変異でどうにかなる話じゃないよ。たぶん、ご先祖様が猫に悪いことしたんじゃないかな
ピ:祟られてんのか
ゼ:その顔を超えるブサイクな性格だったよ。無謀な勝気というか根拠のない自信というか…自分を知らなさ過ぎるというか…まぁあの糞野郎にはお似合いかも。似た者同士だし
ピ:そんなにひどい奴なんだ
ゼ:初めて嫌いな奴らの幸せを願うよ。どうか、どうか無事結ばれますように…
ピ:いや、それは幸せ願ってないよ

 

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