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第四話 三流先生、幻覚文庫作家になる!

   

三流の稲妻に撃たれて、小説家の道に目覚めた三流先生。
手始めに、有償ウェブ小説の幻覚文庫を受けてみることにした。
先生の三流小説は、ウェブで大ヒットしてTUEEEなるか!?

 

 ある日のこと、三流先生はなぜか突然、小説家になりたくなったらしい。
 ぴかん、ごろごろごろ!!
 という感じに稲妻が落ちたとさ。

(よっしゃあ! 三流サンダーが落ちてきて、充電完了! さくさく調べるぞ!!)

 稲妻の勢いを借りた三流先生は、いつものごとく、超高速度でネットサーフィン!
 かた、かた、かた、かちーん!!
 結論が出たらしい。

(こっ……、これだ!!)

 以下、このようなことがサイトに書かれていた。

☆幻覚文庫作家募集!☆

 当サイトでは、アソコにきゅんとくる官能小説から腐った社会にどかんと来る革命小説まで、あらゆるウェブ小説を募集しています!

 特に弊社は三流の作家を求めています。三流作家たちによる三流文学をネットに流し、三流文化を共に謳歌しようではありませんか!

 試験内容は、三流小説です。あなたが三流だと思う小説を書いて送ってください。字数は無制限です。結果は一週間後にご連絡致します。報酬は三流並みに出ます。生活費の大半が賄えるとかありえないので、あまりでかい夢を見て弊社試験に応募しないでください。まあ、ちょっとしたお小遣い稼ぎにいい程度です。何を隠そう、弊社も三流ですから!

 三流作家の皆さんのご応募を弊社一同お待ちしております!!

☆☆☆以上が募集要項でした☆☆☆

 ななな、なんということだろう!!
 三流の出版社が三流小説を求めているではないか!!
 これは問答無用に三流先生の出番が到来したことを意味していた。

 ふむ、しかしこの案件、無理はないだろうか?
 この会社は実力の割には、三流と謙遜している場合もある。
 また、どの程度の作家を「三流」と考えているのか定義はしていない。

(ふうむ……。なかなか謎の多い案件だな? もうちょっと調べてみるか……)

 三流先生は、会社情報を観てみた。
 すると……。

 株式会社サードウェイという会社が運営しているらしい。
 もともとはウェブソリューションの会社だそうだ。
 なぜか三流小説を集め、ウェブで流し、集客しているとのこと。
 資本金も、まあなかなかだろう、一千万円ではないか。
 社長の名前もおそらく本名で載っているし、住所もあるから、怪しいところではないだろう。

(よし、決めた!! 小説家の最初の一歩はここに応募だ!)

 そうと意を決めた三流先生、さっそく三流小説を執筆開始!

(うひょひょ!! しこしこ書くぞー!!)

 やがて三日後……。
 完成したのは、半自伝的三流列伝であった。
 その名も、『三流先生、作家になる!』

***

 

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