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SF・ファンタジー・ホラー

幻異綺譚<4> 超能力

   

 超能力があれば、いろいろな事ができますね。
 考えるだけでも楽しい。
 一説によると、幻異の世界へ行けば、超能力が得られるそうです。
 行きたいなぁ。

 

 ボストンの郊外、美しい森に囲まれた高台に、マット・ブラウンの邸宅があった。
 ブラウン家、それはメーフラワー号以来の名門であった。
 現在のブラウン家では、長男のジムが有名である。
 上院議員として、その名は全国に知られている。
 それに比べると、次男のマットの名前は、ほとんど知られていない。
 知られてはいけない仕事をしていたのだ。
 マット自身がその仕事を望み、生涯をその仕事に捧げていた。
 そして今、その生涯が終わろうとしていた。
 癌に冒され、あと数日も保たない、という状態なのだ。
 多くの人々が見舞に来た。
 政府機関の中枢部で重要な地位にあり、結婚もせずに人生を国に捧げた、名門の人間である。
 政財界の著名人が、最後の挨拶に訪れるのも当然なのであった。
 そうした客たちを整理し、同時に警護するのに、CIAの現場要員が、多数駆り出されていた。
 伝説的な元CIA技術部長への最後のご奉公、ということで、彼らは張り切っていた。

 

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