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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

見習い探偵と呼ばないで! Season14-10

   

 怪盗レオパルドは、逃走のために爆発物を仕掛けていた。爆弾処理班が処置し、この場はことなきをえた。

 御影たちは怪盗レオパルドの追跡をしながら大地救出へむかった。

 後楽園にきた御影たちはさっそく捜索開始した。

 雲田の分析に御影たちも祈りをこめた。ピンポイントであたりをつけるほかない。無駄な労力は避けなければならない。

 時間がないのだ。

 川上は、怪盗レオパルドの素性、本性がわからないため、とうぜん名前もわからない。

 頼りになるのは写真だけだった。このあたりに住んでいるひとに目撃情報を得るしかなかった。

 最終局にむけて大地救出に探偵たちが危機感を発揮している。

 

 雲田が爆発物を発見した。絵画の近くに黒く丸いちいさなゴム印のようなものが貼りついていたのを探知した。

 液体窒素をふきかけ、慎重に爆弾処理班が取り除いた。

「全部で10個です」警官がいった。

 寺門警部は悔しがっていた。「そうか、ごくろうさん」

「警部、われわれも追いかけたほうがいいのでは?」光森警部補がいった。

「こちらのこともある。ここは彼らに任せる」警部はいった。

 光森警部補は、爆弾処理が終わったなら追跡したほうがいいと思うと主張するが、警部は引き止めた。

「また、してやられた。こんな卑劣なまねをするとはな」警部の目が光った。「探偵たち、ふがいない警察に代わって任せる」

「警部…」光森は寺門の胸中を表情から察した。悔しいのだと。型にはまった警察よりも自由に動ける探偵のほうがいいと判断したのだ。

 真の怪盗レオパルドは爆弾があることをちらつかせて窮地から逃げおおせた。

 すぐに爆弾処理班を呼ぶようにと、雲田が警部にいった。

 御影たち探偵はしばらくしてからこの場を去った。怪盗レオパルドというより、仲間である大地が監禁されているのであれば救出にむかう必要がある。

 しかも今宵しかない。後楽園付近にアジトがあることを怪盗レオパルドは教えてくれた。それはそこから離れるといっているのだ。

 大地の身に危険が迫っている。

 御影に忘れてないか、と問いかけたときに大地はまだ生きていることを示唆した。

 時間がない。

 

-ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
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