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会社学校~ゼッピョと一緒~第16号

   

くだらない会話で日常を彩る。それが彼らの生き甲斐であり、それを日常とする。ゼックンとピョロンとその仲間達が繰り広げるシュールトーク。

1ページ目、気まぐれ。
ピョロン、トッツ。

2ページ目、青春。
ゼックン、ピョロン、カブー。

3ページ目、大胆。
ゼックン、ピョロン。

4ページ目、平和な暇。
ゼックン、ピョロン。

 

 
気まぐれ。
 

ピ:昼飯何食べた?
ト:銀行の隣の居酒屋がランチ営業してるんスよ。気まぐれ定食700円。安くて美味くて得した気分っス。カブーさんと行ってきたんスよ
ピ:日替わりじゃなくて気まぐれ?
ト:そうっスよ。店長が気まぐれでなんか作るんス。結構美味いっスよ
ピ:でも、気まぐれって…俺は嫌だな
ト:今日は魚の気分だからムニエルにしよーっと!みたいな?
ピ:それだったらいいけど、あっ!魚が腐りかけてる!先にこれ使っちゃお!かもしれないだろ
ト:あぁー、なるほど
ピ:逆に、魚の気分だから魚焼こうとしたけど、肉が腐りかけててちょっと酸っぱい匂いしてたら、トッツならどうする?
ト:肉を使うっスね
ピ:だろ?ちょっと濃い味付にするだろ?ニンニクとかショウガで匂いをごまかすだろ?それが気まぐれ定食の真相。腐りかけ定食だよ
ト:なんてひどい名前つけるんスか
ピ:今日はどんな内容だった?
ト:いろんな魚の切り身を甘辛く炊いたやつ。あ、お造り用の魚って言ってたっスよ
ピ:お造り用が余って悪くなってきたから、甘辛く炊いたやつな
ト:え…いや…たぶんそうっスけど…そんなん言い出したらキリないっスよ
ピ:古い魚はフライか甘辛く炊くのどっちかしかないから
ト:えぇー…
ピ:余り物定食700円。それで得した気分の安いお前な
ト:そう言われるとちょっと違う気分にもなるっスけど
ピ:居酒屋だから当然夜がメインだろ。美味しいお造りをみんなが食べて、残った腐りかけを食べて喜んでるのがトッツな
ト:ちょっと。俺が可哀相っスよ!
ピ:それを気まぐれ定食だって?詐欺師にも程がある
ト:そういうのって、店側じゃなくて、騙される馬鹿な奴らが悪いんスよね
ピ:な、なんで急にこっち側に来たんだよ。お前、騙されて喜んでた側じゃん
 
 
 

 

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