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同じ空と花火を見上げて《前編》

   2016年10月25日  

 あやめ小学校に通う小学五年生の誠は、四年生の頃に福岡へ転校した幼馴染の由美子を見かけると、級友である拓也と淳平にその話をする。
 由美子が転校先である福岡へ引っ越す日、別れの言葉を告げていなかった誠は、由美子を探して自分の気持ちを伝えようと思う。
 由美子が帰ってきていることが皆へ広まると、誠以外の子供達も由美子を探し始める。それには各々が由美子を探さなくてはならぬ理由があった。

 

 昨夜なかなか眠りにつけなかったのは、きっと今日が待ち遠しかったからだろう。
 映画館や遊園地。
 スライダーがあるようなプール、海水浴のできるような海。
 せせらぎの音を聞きながらバシャバシャと足を入れて遊んだり、魚を釣ったりできるような川。
 夏祭りや盆踊りがあるような町ではないが、この日だけは心が弾む。
 夜空に打ち上がる花火に皆が目を向けて、誰もが幸せそうな顔をする。
 菊先、牡丹、型物に小金やし。大きな線香花火みたいなのが落葉で、最後は枝垂れ桜。
 夜空に満天の星空が見えるような町ではないけれど、この日だけは町中の人々が空を見上げる。
 同じ空と花火を見上げて。

 

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同じ空と花火を見上げて 第1話第2話

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