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現代ドラマ

美少女ゲーム考察小説集 第3話「エロ芸評論家の一喝!」

   

***

 

 エロゲンカク先生は、大変多忙な方です。
 最近では、先生はエロゲー業界のラジオ番組などにも出演されていらっしゃいます。
 我々取材班は、あらかじめアポを取った上、とあるラジオ番組収録後に、先生とラジオ局で待ち合わせました。

 なお、こちらのラジオ局は、エロゲーに関するラジオをよく放送されているようなので、我々の取材にもご理解がありました。
 ラジオ局のご厚意に甘えて、局内の会議室を我々取材班は借りることができました。
 本日のインタビューは、ここで行わせて頂きます。
(先生は名だたる評論家らしく? なんと着物姿で現れました!)

美作「エロゲンカク先生、本日はお忙しい中、我々のインタビューに応じてくださり、ありがとうございます! 『Erogate』の美作です、よろしくお願いします!」
(以下、美作をMと略す)

エロゲンカク先生「うむ。エロゲーのためであれば、いつ、いかなるときでも、我が時間、我が魂、我が力を捧げよう。ところで、美作君。私をゲンさんと呼んでくれてかまわない。それが私の通し名であるしな。ま、今日はよろしく頼もう」
(以下、エロゲンカク先生=ゲンさんGと略す)

M「では、さっそくですが、ゲンさんについて軽くご紹介などお願いします!」

G「うむ。私はエロゲー業界では年配者のひとりであるが、参戦したのは割とここ十年ぐらいの話だな。世間では泣きゲーが思想だ文学だと騒がれていた頃、私は文明や人類の危機を感じ取り、急きょ、転身した次第。そもそも、私が学んできた現代文学では、エロゲーが文学でありえるはずがないという常識が当時の文壇にはあった。が、私は試しに当時メジャーだったエロゲーの大多数をプレイした結果、これぞ我が道が求めた文学である、という結論に至る。以後、文芸評論家からエロ芸評論家へ転身したというわけだ!」

M「ですね! 華麗なご転身でしたね! 中でも、先生の有名な著作と言えば、『エロゲー評論めった斬り!』ですね! エロゲーの歴史や文化を百科事典的にまとめた上、独自の分析で数百本に渡るエロゲーをレビューしたのは画期的でした! エロゲー初心者は、まずあの本を読んで、業界の見通しをよくしておきたいものです」

G「はっはっは、そんな本も書いたもんだな。エロゲーとは、文学であると同時に、歴史であり、文化でもある。しかし、世間では、エロゲーの存在価値を認めない動きも同時にあり、なかなか事の本質を議論することが疎かになっておる。だから私が世間を一喝してやったのだ、このエロゲーを見よ! と」
 

 

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