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エロゲーは衰退しました(結)

   

紅蔵たちの取った作戦は、エロゲーアート展覧会を開催し、文化で、歴史で、芸術で、腐った時代の社会悪と戦うことだった。だが、当局も黙って見ているわけがなく、冬太たちは逮捕されることに!? 一方、紅蔵も「切り札」を切り、エロゲーの奥義で勝負に出るが……。紅蔵たちは百年後の世界を救えるのか!?

 

「さあ、よってらっしゃい、見てらっしゃい!! エロゲーアート展覧会、ここにて開催!! なんと、全部無料で好きなだけ観覧できます! しかも過去のエロゲー、全て、無料で遊び放題!!」

 俺たちがやったこととは……。
 エロゲーのミニ博物館を造ることだった。

 まず、博物館の舞台となる部屋は、冬太のアパートの空き部屋を借りた。
 で、冬太の同志たちと一緒に部屋を改築したり改造したりして、展示場を造った。
 お陰様で、一階の空き部屋5部屋分を使って、ちょっとした展覧会の規模になったな。

 もっとも、肝心の展示物のエロゲーがないと話にならない。
 エロゲーに関しては、亀に頼んだ。
 俺とあいつで百年間も一緒に遊んだエロゲーを全て展示することにした。
 まあ、亀のことだから、さらなる数の秘蔵エロゲーを隠し持っていたわけで……。
 で、それも出し惜しみなく、エロゲー展示物にしてしまった。

 エロゲーの展示場は充実していた。
 それぞれ……。
 歴史部屋(エロゲーの歴史を編年体で整理して展示した部屋)。
 プレイ部屋(エロゲーを実際に遊ぶことができる部屋)。
 ジャンル部屋(エロゲーを凌辱ゲーとか、シナリオゲーとか、抜きゲーなどでジャンル別に説明した部屋)。
 メーカー部屋(エロゲーメーカーの数々を説明した部屋)。
 クリエイター部屋(エロゲーの歴史で名を残すクリエイターたちの紹介部屋)。

 とまあ、ざっとこんな感じだ。
 第一回展覧会にしては、こんなものだろう。

 もっとも、客は成人した男ばかりだった。
 それも、開場するや否や、まるで、おしくら饅頭でもやるかのようにぎゅうぎゅうの盛り上がりっぷり!
 行列の混み具合にしても、長蛇の列とはまさにこのことだろう。
(この白熱っぷりは、俺の時代で言うところのコミケとかのイベントに近いかもな……)

 

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