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エロゲーは衰退しました(起)

   

プロエロゲーマー・秋葉紅蔵(あきば・こうぞう)は、ある日の仕事の帰り、海岸でいじめられている亀を助けた。そして、助けた亀からお礼として、竜宮城へ案内されることに……。だが、亀はなぜかエロゲーの愛好家であり、二人で共に熱くエロゲーをプレイしよう、という展開になるが……。

 

 
 ぴこぴこ、ぱこーん!!
 天才プロエロゲーマー、秋葉紅蔵(あきば・こうぞう)、参上!!

 それは、ある日の仕事帰りの夕方のことだ。
 俺はエロゲーの会社でデバッガー(テストプレイヤー)をしているしがない青年(二十歳は超えているぜ)であるが、そんな俺の人生に転機が訪れた。

 おっと、今流行りの、異世界トリップして、おれ、TUEEEEEEE、はーれむ、うはうは、はあはあ……って、奴じゃないぜ、念のため。

 まあ、要するに俺は、仕事帰りの夕方、リフレッシュで海岸をうろついていたんだ。
 で、俺が気分よくのびのびしていたところ、ガキどもが亀をいじめていたんだ!

「おい、ガキども! 亀をいじめちゃいけねえ! 下等生物を迫害するなんざ、人としての道義に反するぜ?」

 俺は、亀を棒で突っついたり、亀に砂や石を投げたりして遊んでいるガキたちを必死で止めた。
 すると……。

「亀が悪いんだぞ! この亀が俺のギャルゲーを離さないんだ!! あ、ちなみに俺、十五歳は超えているから、このゲーム、15禁だぞ、マジで!!」

 よく見ると、亀がギャルゲー(エロゲーは18禁のイメージがあるから、ここではひとまずガキに習って「ギャルゲー」と呼んでおこう)を、かじっているじゃねえか!

 ちなみにこの亀、スッポンではない。たぶん、縁日なんかで売られているミドリガメが大きくなった奴じゃないかな?

「おい、亀、ガキのギャルゲー返してやれよ!」

 さすがに社会人の良識を持っている俺としては、小動物のいじめに加担するわけがなく、ここは紳士的に亀を宥めて説得に回るのであった。

 

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