幻創文芸文庫 (β)

小説好きの創作小説を無料配信*スマホ対応

ノンジャンル

三流先生、作家になる!3RD 第八話 三流先生、決断する!

   

三流先生たちは、三竹所長がいる病院へ急ぐ。
事態は予想以上に深刻なようだ。
そんな中、三流先生は、ひとつの決断を仲間たちに伝える。
しかし、仲間たちは……。
一方、病院の地下室では、とある会議が開かれていた。

 

 先刻、二流先生がサード・メイデンに現れ、三流先生たちに宣告をして帰って行った。
 信じがたいことだが、二流先生は、一流先生が三竹所長を倒した、と言う。
 しかも今、三竹は病院で、クラウドバスターズは落ちた、と。
 そして、その事実を裏付けるかのように、クラウドバスターズ本部から熱木先輩(司令官の一人なので)のスマホへ連絡が来た。
 二流先生の言っていたことは、はったりなんかではなく、事実だったようだ。

 三流先生たちは、居ても立っても居られなくなった。
 二流先生が去った後、仕事があるアリサを残して、先生方と萌花で病院へ急ぐ。
 病院の位置は、熱木がクラウドバスターズ本部とスマホで再確認して、確かめた。
 その病院は、三流坂さんりゅうざか病院という神奈川県の海沿いにある静かな療養地としても有名な病院である。

 病院に着いて、三流先生たちが面会をお願いしても、病院側から拒絶された。
 三竹先生は、奇襲して来た一流先生との死闘の果て、心臓発作で倒れたという。
 そして、救急車で病院まで運ばれ、心肺停止状態にもなり、即手術が行われたそうだ。
 ドクターによると、手術の結果は失敗ではなかったものの、三竹は体調が非常に悪く、眠っているらしい。
 またいつ病状が悪化するかわからないので、今は誰であっても面会ができないとのこと。

 三流先生、こればかりはさすがにショックだったらしい。
 先生が最も尊敬していた男が、最も憎むべき男によって、倒されたのだ。
 本来ならば、熱木が言っていたように、今回の決闘は、一流先生対三竹先生になるべきだ。
 しかし、三流業界の重鎮であり指導者である男がもはや死にかけているので、皮肉にも三流先生が指定討論者にされてしまった。

 三流先生は、怒りと勢いで、二流先生に返事をしてしまった。
 本来ならば、よく考えて、みんなで相談して、答えを返すべきだった。
 だがあの場で何と代わりに答えられただろうか?
 二流先生は実力的にも人間的にも二流どころか三流未満だが、ああいう悪知恵だけは一流レベルだ。

 三流仲間たちは、病院の休憩所で、うなだれながら、ぼおっとしていた。

 

-ノンジャンル
-, , ,


コメントを残す

おすすめ作品

エリカの花言葉 第3話 ニチニチソウ《若い友情》 1

最終刻限(上)

まっさらなノート

舟歌

まさかの展開