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三流先生、作家になる!3RD 第十話 三流先生、伝説になる!

   

三流先生たちの決戦後、つまりエピローグとなるのが今回だ。
三流先生は、無事に本を出版することができ、祝賀ムードで仲間たちにお祝いされる。
そんな中、サプライズがあったり、しんみりすることなんかもあったりして……。
ともかく、無事にシリーズ完結、おめでとう!!

 

 最終決戦から数日後……。
 三流先生は一躍、時の人となってしまった。
 一流を倒した三流、あるいは三流の鑑として人々から祭られた。
 だが、三流先生もバカだが、頭がぱっぱらぱあなわけではない。
 先生は、自分の実力で一流先生を倒したわけではないことを、誰よりもわかっていた。

 あの戦いには、三竹先生たちや第三勢力など、多数の人間の思惑が複雑に絡んでいた。
 マスコミや当時参加した人々が捉えたのは、一面的な事実のみだ。
 その一角のみで、三流先生を時の人ともてはやすのもどうかと思う。しかし先生には世の中の大きな流れに逆らうだけの力はなく、知らぬ間に、伝説が作られていくのであった。

 なおあの決戦の後、一流先生は病院に運ばれたが死亡した。
 当時、胸部を狙撃された時点で既に死亡していたのだ。
 彼は彼で時の悪党として超有名人になってしまった。
 いかにも絵に描いたような、一流エリートを貫いたがゆえの大悪党としてマスコミに描かれた。
 一流先生を狙撃した第三勢力の存在は、上空で爆死し、結局、最後まで解明されることはなかった。おそらく、当時、一流先生を襲った浮浪者風情の男と同じく、過去に何かしら因縁がある者たちだったのだろう。
 しかしながら、一流先生はなぜ、あんなにまで三流文化や三流人間を嫌悪していたのか。その理由は一流先生の死後、明らかになることが決してなかった。実は三流先生、一流先生とも心のどこかでは分かり合いたいと思っていたらしい。でも、その気持ちが果たされることはなく、事件は無常にも終わった。

 一方、二流先生は刺された後、一命はとりとめたそうだ。
 だが彼は、一流先生の死、そして三流勢力に敗北したことが大変なショックだったようだ。退院後、一流先生の共犯者として改めて逮捕され、作家を辞めてしまった。後日、噂で聞いた話によると、彼はどこかの仏門に入り、日本の各地を回る修行僧になったらしい……。

 事件後、三流たちの間でもうひと悶着あったのは、ここで特筆しておこう。当時、二流先生が持っていたという三流業者たちの個人情報リストは、どこから流出したか? と、いう疑問が浮上した。もちろん、煙のあるところには火があるわけで、三流業者の中にも裏切り者がいたのだ。
 例えば、アホウドリノベルスの鷺島先生がそのうちのひとりだ。他にも、逃亡先生がポンコツソフトを裏切ったあと海外へ高飛びしたり、サード・メイデンの中に裏切りメイドスパイが潜伏していたりなど、問題は顕在化した。彼らは皆、一流先生から、「一流にしてやるから三流を裏切ってこい」という命令に従ってしまい、仲間を裏切ったようだ。事件後、裏切り者たちは三流業界を去り、どこか遠くへ逃げて身を隠したと聞く。

 

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