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ダストドール第11話VSシャーク

   

三度目の防衛戦で、細岡のプロレスへの想いが蘇った。そして、かつてパートナーであり、憧れたレスラー、シャークと戦うことを決意した。

 

「凡内。坂、シャークとやり合う前に、俺はシャークとやることがある」

超日本プロレスの坂、シャーク組が次の挑戦者に決まった時、細岡は凡内にそう言った。凡内はそれを、ひどく後悔することとなる。
シャークとは、海のギャングギミックのレスラーで、素早い動きと切れのある攻撃を持つ。また、関節技は一度固められるとなかなか外されないことが有名。現役十五年目を迎えるが、未だ誰もその素顔を知らないマスクマンである。また、相手レスラーを血に染める反則攻撃を得意とするレスラーであったが、あることからベビーターン、反則攻撃を捨て、正統派マスクマンとなっていた。ただ、近年では昔ほどの切れ味はなくなったと低評価に止まっていた。

細岡の望み通り、タイトル戦の前に、シャークとのシングルマッチが超日本プロレスのリングで組まれた。

「龍日本プロレス、サイコ選手の入場!!」

そのアナウンスに、観客はどよめいた。そして、細岡の入場曲ではなく、かつてサイコというマスクマンとして活躍していた頃の、サイコのテーマが流れ出し、観客は誰が姿を現わすのかがわかり、一気に湧いた。

 

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