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ダストドール第7話VS普口

   

世は再びプロレスブーム。

東京ドームは満員御礼。世界的スターレスラーとなった普口が、凶悪ポリスギミックのクラスを連れて凱旋。そんな彼らと凡内と細岡が激突。

 

凡内と細岡は、どのシーズンでも最高のパフォーマンスを見せ、次第にファンが増えていった。それでも凡内は自らの店頭販売にもこだわり、日々を充実させていた。そんな二人に、世界的に有名な超特大企画のレスラーが立ちはだかろうとしていた。

東京ドームは満席御礼。世界のスーパースターレスラー、普口が日本に帰ってきた。普口は日本でデビュー直後、海外に武者修行に出ていたが、グローバルアメリカプロレスという最高峰の団体でトップに上り詰め、ハリウッドデビューまで果たしていた。ハリウッドレスラー、気高き狼、リアルスター、数々の異名を持ったレスラーが日本に帰って来たその理由とは、

「子供の頃から憧れていた龍日本プロレスのベルトをまだ巻いていない」

普口もまた、プロレスファンとして育ったプロレスラーであったからだ。そして、普口が引き連れてきたのは、グローバルアメリカプロレスで最も凶悪な男。観客を熱湯が出る銃で撃ち、レフェリーに手錠をかける悪徳ポリスギミックを持つレスラー、クラス・ド・アゼルだ。そんな彼らを最初に迎えたのが、凡内と細岡であった。なぜそんな超大物タッグの相手に彼らが選ばれたのか。本来はタッグ王者が予定されていたが、前シーズンでの他団体乱入により、急遽他団体とのベルトを掛けたタイトル戦が組まれたからであった。しかし、理由はそれだけではなかった。

「今、一番勢いのあるレスラーは、間違いなく凡内と細岡です。彼らなら、普口もクラスも、全ての観客をも盛り上げてくれます」

これは、なんと芦田の言葉であった。そのコメントに対して凡内は、

「ジジィめ、やっと改心しやがったか。年寄りは年寄りらしく下がってばいい」

と、生意気なコメントを残したが、瞳の奥の闘志をカメラはしっかりととらえていた。一方細岡は、

「すごいレスラーになったのかもしれないけど、普口はただの後輩だからね」

と、冷めたコメントを出したが、こちらの瞳の奥からも、溢れんばかりの闘志がギラついていた。

 

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