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ラブストーリー

In the rain 6

   

姉の子供を預かったのはいいが、手に負えず花音に助けを頼んだ啓介。花音と遊んでいる内に眠ってしまったゆっかを寝室に運び、一息吐いた二人。
口付けを交わしてしまうと、どうにも止められなくなってしまった。
初めて花音を抱いた啓介は、避妊具が無い事を花音に告げて、その先を許してもらえるか聞く。その時の啓介の言葉に、先を許した花音は、自分を求めている啓介に嬉しさが湧き上がった・・・。

*最終章になります。
【性的描写アリ】

 

 しばらく、花音と遊んでいたゆっか。遊び疲れたのか、床に転がって眠ってしまった。
「星井さん、ゆっかちゃん・・・寝た。」
「おー・・・やっと煩いのが寝たか・・・。」
 ソファから重たい腰を上げて、ゆっかを抱き上げて自分のベッドに連れて行く。そして下ろしてから花音の許に戻ると、突然抱きついて大袈裟に溜息吐いた。
「さんきゅー・・・花音・・・。俺、いー彼女出来たわ~。」
「雑用係ですか?」
 クスクス笑うと、スッと啓介の唇が近づいた。
 軽く口付けて、そして深く重ねてから、もう一度花音を抱き締め直す。さりげなくソファに座らせて、啓介は直ぐに花音を押し倒し、組み敷いた。
「完治までおあずけ・・・無理。」
「ちょ・・・ゆっかちゃん・・・。」
「大丈夫だろ・・・というか、俺がもう大丈夫じゃないし・・・。」
「んっ・・・」
 首筋に落ちた唇が、チクリとした痛みを与えた。そのまま下りて行った唇は、鎖骨を滑り、一つずつ開かれていくブラウスのボタンの後を辿る。
 背に手を回されブラジャーのホックを外した啓介は、それをたくし上げて、目の前に晒された膨らみに顔を埋めた。
「花音・・いい匂い・・・。」
「何言って・・・」
 胸にある啓介の頭を優しく抱き締めた花音は、クスリと笑った。
「ぁ・・・」
 右手に乳房を鷲掴まれ、その突起に吸い付かれた途端、一気に身体が熱を上げる。身体を小さく跳ねさせながら、久々の情事に乱れ始めた。
 もっとと強請るように突き出される胸。それを拒否せず、愛撫を強くした啓介は、乳首を甘噛みししゃぶりつく。
「ハァッ・・・ぁっ・・・んっ・・・」
 甘い声が漏れ始めた花音だが、やはり気になるのか、声を抑えながら、乱れた息の方が部屋に響き渡る。そんな花音を上目に見詰めながら、初めて見る花音の色っぽい表情に煽られて、腕を吊っていた布を外し、左手を自由にした。
「星井さんっ・・・大丈夫なの・・・?」
「痛いなんて言ってられねーし。」
 薄く笑ってギプスから出ている指先を乳房に這わせ、硬くなっている乳首を弾いた。
「あっ・・・!」
 思わず声を上げてしまい、慌てて自分の指を噛んだ花音。いやいやをする仕草も、ただ啓介を煽るだけだという事に気付きはしない。
「花音の肌って、キレイだな・・・」
「あぁっ・・・やっ・・・」
 鳩尾に唇を落とし、滑らせる。くすぐったいのだが、背筋に痺れが走る。その甘美な痺れに背が仰け反り、膝を立たせた時、啓介の手が中心に触れた。
 熱い其処を何度か擦りながら、邪魔になっているジーンズとショーツを、花音の脚から抜かせた。
 羞恥が一気に襲い掛かる。だからと言って、生娘でもないのだから、逃げ出そうとも思わない。啓介の手に促され脚を開くと、直ぐに割れ目を開いて指が其処を撫で始めた。
「んっ・・ぁ・・・星井さ・・」
「何で苗字?・・・生徒じゃない時くらい・・・啓介って呼んでよ・・・。」
 身体の位置をずらして、花音の耳元で囁いた啓介は、耳朶を甘噛みして舐め始めた。それと同時に中心を撫でていた指が、愛液を溢れさせている泉へと忍び込み、直ぐに引き抜かれた指は、隠れていた蕾を擦り始めた。
「あぁっ!やっ・・・あっ・・・」
 途端に身悶え始めた花音。曲線を描いて撓る身体が、ひどく艶かしく目に映る。
 啓介の息も乱れ、耳を愛撫しながらの息遣いに、花音は何故か嬉しくなっていた。自分を抱いている事に興奮してくれているのが、嬉しい。
 前の恋人と比べる訳ではないが、ただヤルだけのセックスだった元の恋人。勿論、性的な事をしているのだから、興奮するのは当たり前だが、それでもどこか自分じゃなくてもいいのじゃないだろうかという思いを、前の時は感じていたのだ。花音に興奮するのではなく、女に興奮している、そんな感じだった。

 

-ラブストーリー


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