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恋愛・ラブコメ

ひねくれ俺たちの青春シャウト 6

   

イタリアンバーに乗り込んだ叫部一同。

しかし、さっそく暴れ始めてしまった彼らに、店員の魔の手が……!
果たして彼らはこの状況を乗り切ることができるのだろうか。

 

 そして俺たち4人は、大学前の大通りから少し逸れた脇道を歩き始めた。
「そのイタリアンバーってここから近いんですか?」
「まあそうだな。徒歩15分ってところか」
 霧間先輩は一切緊張しているような風を見せない。実際緊張していないんだろうけど、なんていうか、すげえよな。
「へー楽しみだなぁ」
 夢見のやつ、俺と同様、あからさまに緊張してやがるぜ。
 何が、楽しみだなぁ、だよ。目が死んでるじゃねーか。
「ちょ、何よ。なんか顔についてる?」
「いや、なんかお前、今日はあんま俺に当たり強くないな」
「はぁ? 罵ってほしいわけ? 気持ちわるっ」
「やっぱりお前は黙って歩いててくれ……」
「あんたが変な目で見てくるから反応したんでしょーが! アホ!」
 アホって……。平凡な悪口だな。今のお前どんだけ頭回らないんだよ。緊張し過ぎだろ。
 っていうかまあ、人の心配してる余裕はないんだけどな。
 だってあからさまに街の雰囲気変わってきたぜ?
 高そうなスーツを決めた若いサラリーマンやら、学生っぽくはないエレガントなカップルやらで、俺は今すぐ自分の眼球をぶっ潰したい気分だ。
 ほんとに大丈夫なのかよ……。
「ここだ!」

 

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