笑顔のなかで会う

 思うがままに書きました。
 ただほっこりしていただけるように、書きました。

 ふとした隙間時間に、どうぞご賞味くださいませ。

〇〇〇

 過去に書いた、
 幸せな私の世界、悩めるいちひつじの続編ですが、
 短編としてお楽しみくださいませ。

 

 
 朝です。
 頬をくすぐるお日様が眩しいです。

「ふぅ」

 口を開けて空に息を吐くと、ほわほわと白く広がって、空気にすぅと消えていきます。右手を口元に持って行って、白いもやを吐きたくなるのは私だけでしょうか?

 お姉ちゃんは「煙草が吸いにくい世の中になったわ」と嘆いていました。けれどお姉ちゃんは家の中で煙草を吸ってはいないので、それほど重度の吸う人ではなさそうです。
 にゃあ。アスファルトの上に鳴き声がありました。顔を向けると猫でした。歩いていたら猫に遭遇です。「にゃー」と返しました。
 私は制服のポケットから携帯を取り出して、待ってくれている猫さんをカメラに収めます。ぴろりん。猫が目を丸くしていました。
 猫さんは私の撮影が終えてもなお目線をくれるので、もう一枚撮りました。二枚目の方が、二枚目でしたので満足です。
 駅に着いてホームに並ぶと、今日の小テストのことを思い出しました。そうでした。今日は漢字テストがあるのでした。
 私は漢字というものが苦手です。ですが苦手だからと逃げてばかりではいけません。仕方なく鞄からプリントを取り出します。指がためらいますが致し方ありません。漢字がたくさんです。見ているだけで息苦しいです。
 プリントを眺めていると、漢字たちが踊り出して、歌い出しそうです。そうです。現実逃避です。ええ、現実から逃げています。
 電車が通り過ぎてプリントが暴れます。ただ眺めていても意味がありません。右上から見ていきます。一つ目、二つ目、三つ目で飽きました。無理でした。

 ふと思いました。
 漢字があるからいけないのでしょうか?
 

 
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