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なな★しき ~次元管理員 七尾と志紀子~ 第13章 エンカウント

   

いよいよ始まった、地下基地での戦闘。
七尾と志紀子、2人だけの防衛ラインが敷かれた。

敵との交戦を繰り返す中──エンカウント。

「私も連れていってもらうぞ」

とうとう志紀子は、オリバー・サイボルトと遭遇した。

 

「──以上。報告終わります」
 七尾から次元管理機構への現状報告が済んだところで、次の指示が下る。
《クローン研究施設の次元世界については、我々で早急に対処する。そちらは引き続き、グランバル支部長・宮小路志紀子の両名とともに迎撃に当たれ》
 別の次元管理員が、すでに出動隊の編成に当たっているとのこと。
「了解」
《……それにしても》
 その報告内容には、だいぶ驚きが隠せないようである。
《我々がいくら進言しても〝検討中〟の返答しかなかった【T・K】支部が、すでに存在していたとはな》
 緊急連絡をとってきた〈グランバル宮城〉の名に、上司はただ唸るばかりだ。
《グランバル宮城氏は、【旧レッド・ディメィア】壊滅作戦時の負傷が原因で引退したと聞いていたが。……そうだったのか》
「……はい」
《まあ、ともかく》
 今は、この厳しい現状を乗り切ることが先決だ。
《能力を失っているとはいえ、心強い味方だ。志紀子くんについても、多大な戦力になってくれている》
「はい」

 ──そして。下る命。

《志紀子くんは、これより『次元管理員』と同等の扱いとして、お前の指揮下で戦陣に加わってもらうことになるが、いいな?》
「彼女もその覚悟で事に当たっています。俺が反対する理由はありません」
 志紀子の正式参戦は、ほどなくやってきた当人に決定事項として告げられたのだった。

 

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