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SF・ファンタジー・ホラー

なな★しき ~次元管理員 七尾と志紀子~ 第14章 武器が暴く真実

   

「じゃあ、私たちは地上に戻って」
「ああ。校門の【レッド・ディメィア】陣営を、一気に潰す!」
七尾と志紀子は、【レッドディメィア】軍の陣営へ切り込んでいく。

「ただのジジイに成り下がったわけではなかったか、グランバルよ」
「少なくとも、お前に遅れをとっているつもりはないぞ」
オリバーと対峙するグランバルは、過去から続く因縁を断ち切るため。

それぞれが、それぞれの戦いに身を投じる中。
グランバルに突きつけられたのは、「我が子」たちの死の真実──

 

「志紀子!」
 万が一の際に──と決めていた最下層の一室に、その姿が現れる。
「ななお、くん」
 ふらりとよろける彼女のそれは、疲れというよりも。
「大丈夫か」
「ごめん。オリバー・サイボルトの侵入……」
「ここまでは想定内だったろ。謝るタイミングじゃない」
「……ん」
 支えてくれる七尾と合流できた安堵によるものが、ほぼ全部といったところ。
「七尾くん。おじいちゃんは」
「……ああ」

 ──断ち切らねばならない因縁の渦中にて。

「志紀子。グランバル支部長からの指示を伝えるが、いいな?」
「!」
(おじいちゃんは今、自分のすべてを賭けて戦っている。……私も)
 いつまでも七尾に寄りかかっているわけにはいかない。
「いつでもいいよ、七尾くん」
 足元の床を、勢いよく踏みしめて立ち上がった。

 

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