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ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

見習い探偵と呼ばないで!【番外編・御影解宗の休日】2

   

 体格のいい警官がまたすぐに訪れた。

 あらためて事情聴取したいとのこと。探偵としての要請なら応じるところだ。

 氷室名探偵が不在のなか、都心で探偵は御影ただ一人だった。
 

 言われるまま御影は部屋を出た。するとそこにはスーツに身を包んだ男がふたり待ち構えていた。

 事件のことで探偵としての知恵を借りたい。そう思っていたが、警察署に連れていかれると灰色の取り調べ室に入ってから、そうではないことに気づく。

 アリバイ、そしてペットボトルの指紋。それが御影をある事件の容疑者であるといった。
 
 

 身に覚えのない容疑が降りかかる御影。氷室名探偵がいない孤独の探偵に自ら容疑を払拭できるのか?

 

 二時間後にまた体格のいい警官が訪れた。細い警官はいないようだ。

「あなたに事情聴取をしたいので、ご足労をかけますが警察署にきていただけますか?」

「どういうことだ?」御影は驚きを隠せなかった。知恵を借りたいというのであれば協力はする。

 警視庁の警部がどうこうと言っていたが、それはおそらく政木 藍子(まさき あいこ)のことだと察しはついた。もし政木警部からの要請とあれば手は尽くす。

 暇だし、この警官も御影がどこの探偵社の者かを知ったうえでの再訪なのだろう。
 
 

 氷室探偵社が壊滅した際には協力してもらった。その恩はある。まだ現状、休業状態ではあるが、ゴールデンウイーク明けには活動する手筈になっている。

 氷室名探偵や事務員の小柴も、今はバカンス中と連絡があった。しかも海外で。

 というわけで、今この都心に探偵は一人。

 御影 解宗(みかげ ときむね)、ただ一人だけだ。

 

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