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懐かしい「音」

   

 
その反対の季節、寒い冬の思い出と言えば、何と言っても、「いしやーきいもー」の焼き芋屋さんです。この掛け声は今でも聞くことがありますね。

美味しい秘密はあの小石ですね。焼けた小石のなかでサツマイモが本当に美味しく焼ける・・ああ、食べたいですな。

小学生の時、学校の先生がバスを待つ間に、焼き芋屋さんから買っているのを見て、「先生も美味しいものは我慢できないんだ。」と思いました。

さて、食べ物の締めは?「飲んだらラーメン」、そう、チャルメラです。

夜、9時も過ぎた頃、聞こえてくる「チャラリーララ、チャラリラララー」の音、小腹が空いた時には堪らない音ですね。そうです、屋台のラーメン屋さんの音です。思わず、小銭を掴んで外に駆け出したこと、皆さん、一度はあるでしょう?

へへへ、よだれが出てしまいますね。

ところがです。この屋台のラーメン屋が全くいなくなってしまう事件が起きたのです。

それは昭和53年に発生した「手首ラーメン事件」です。

事の発端は、「殺した男の手首を屋台のラーメンの鍋で煮た」という殺人犯の自供です。

これが、「手首で取った出汁で作ったラーメンを、屋台で売った」と捻じ曲がって伝わり、「どこのラーメン屋だ?」と大騒ぎになったのです。

「東京の荒川の土手で売ってたらしいぜ。」
「江戸川でもその出汁が使われたみたいだ。」
「いやあ、凄げ濃い出汁なんだよ。」

ヘンテコな噂が広まり、屋台のラーメン店を営んでいらした方々は酷い迷惑を蒙ったようです。

当時、私の家の近くに、倉庫を改造したラーメン屋台の合宿所のようなものがありました。1階には屋台置き場、2階には15人くらいが寝泊りしていたようでしたが、そんな話が広まってまもなく、全員いなくなりました。

 

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