幻創文芸文庫 (β)

小説好きの創作小説を無料配信*スマホ対応

ノンジャンル

tripper!

   

発売されたNO FACE KNOWSのアルバムの売れ行きは順調、ボーナストラックとして入った紗菜依のピアノも好評だ。

そんなある日、黒尽くめの男が優喜を迎えにやってきて・・・・

tripper!新章突入。

 

 世の中に出回ったKNOWSのCDは相変わらず好調な売れ行きを見せて、週間チャートで初登場1位を獲得した。らしい。
 らしい、というのは紗菜依がその情報を聞いたのが優喜からだからだ。ついでに、アルバムの最後に収録された謎のピアノ楽曲について、あちこちで様々な論議がされているとも。
 曲に関しては、メンバーの誰も詳しく語ろうとしない。それが想像力をかき立てるらしい。
「要はどれだけ焦らして商品価値を上げるかってコトでしょ。いやぁね」
「そんなんじゃねぇよ。まぁ、サナの価値を皆に認めさせるのに、多少はセンセーショナルな方が効果あるかなーとは思ってるけど。金儲けじゃなくサナのため」
「どうだか。洸はそうでも、そっちの大人の思惑は別なんじゃないの」
「優喜っ」
 流石に言いすぎだとたしなめる紗菜依を押し留めたのは洸だった。
「確かに、レーベルにそういう考えが無いとは言わない。あっちも商売だからな。・・・・利害が一致してんだ。それなら乗っかってやればいいんだ。心配しなくても、サナを食い物にさせたりしないから」
 そう言われれば、優喜も引き下がるしかない。
 優喜だって、紗菜依が音楽で外に出る事には賛成なのだ。ただ、それを全てお膳立てしたのが洸だというのが気に入らないだけで。

 

-ノンジャンル


コメントを残す

おすすめ作品

幻影草双紙7〜男と女〜

お客様も人間でしょ?

ギャンブラー狂想曲(上)

ダストドール第3話VS大郷

まさかの展開