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ラブストーリー

Black Blood Christmas #2【縺れあう運命の糸】

   

狂いだした歯車が一旦は修復される

しかし、さつきの体内では静かに異変が起こりはじめていた

その事実を兄が知ったことにより、再び歯車が狂いだす

妹を溺愛する兄がとった行動は、さつきと須藤と弓子の運命を狂わせていく

 

 クリスマスに拗れた糸は、その日の晩それぞれのカップルはもとの鞘に落ち着いた。

 政幸と弓子は、政幸が強引に身体を求めることで、弓子の心の隙間風を埋めていった。

 こんな強引な――と思いつつ、少し押しが足りない政幸の意外な一面に、再度惚れ直してしまっていた。

 歳下なのだし、少し頼りないくらいがいい。

 妹のことも、仲がいいのはいいことだし、いずれ自分の義妹になるかもしれない人。

 何回か会ったことあるし、悪いどころか似たような価値観が嬉しかった。

 いい方に考えると、なんて些細なことに嫉妬していたのだろうか、大人気ないと自己嫌悪に陥ってしまう。

 一方、須藤とさつきは、どうしていいかわからず、ずっと電話し続けやっと出てくれた彼女に須藤はひたすら謝った。

 一方的に謝るのもどうかと思ったけれど、自分が折れることで丸く収まるなら安いものだ。

 それは須藤が人生で学んできたひとつの手段。

 それが利いたのか、つかさの方から会いたいと言って、そのまま予約していたホテルで過ごす。

 須藤の演出に、ふたりの仲は少し進展したようだった。

 

-ラブストーリー


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