幻創文芸文庫 (β)

小説好きの創作小説を無料配信*スマホ対応

ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

愛の連鎖 後編

   

事件のカラクリ突破口が開かれる

愛した妻はもういない、それを知った成田は長谷木にある言葉を問いかける

その問いかけに長谷木は答えることができないまま…

シリーズ完結です

 

【五章】

 成田の目の前に、無言でノートパソコンを置かれる。
 メールの内容を見てみろと、言っているのだ。
 内容はといえば、一言『まずいことをしてくれた』と書かれている。

「なんだ、まずいこと――とは」

 気難しい顔つきで長谷木が訊いてくる。
 成田は慎重に考えてみた。
 相手のいうまずいこととはなんだろうか。
 そもそも、相手ってだれなのだろうか――と。

「相手がわからないんじゃ、答えようがないでしょう」

 無難に返してみた。

「はぐらかすな。相手を知っていたから、アドレスの予測がついたのだろう?」

 長谷木も食い下がってくる。

「知りませんよ。アドレスに関しては、たまたま鍵となっている事柄がわかったからであって、相手が適当に作っていたアドレスなら、何通もらったって予測なんて無理でしょう?」

 アドレスに身分がバレるような文字は入れないが、好きな言葉、好きなモノなどを入れ込む者が多い。

 

-ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

愛の連鎖<全3話> 第1話第2話第3話

コメントを残す

おすすめ作品