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SF・ファンタジー・ホラー

礼拝の宴 【6】

   

なにがどうなっているの?
レナは身体の自由を奪われただけではなく、着衣にまで手を入れられていた事に気づき恐怖する
怖くて涙が止まらない
だけどこの恐怖は序の口でしかなかった
佐々木の異常な行動に目と耳を疑う…

 

 
 素足に触れてくる手の感触が気持ち悪い。

 手の感触は膝からはじまり股の間を這うように太ももまでのびてくる。

 明らかにスカートの中に手を入れられている感覚に私は身体を硬直させ拒む。

 けれど、両足が開かれた状態で固定されているみたいで、どんなに足を閉じようとしても無理。

 容赦なく手があまり人に見せるような場所ではないところまで来て気づく、私……下着付けていない……

 下着を付けないで服を着る趣味はないから、きっと脱がされたんだ。

 誰に?

 佐々木に?

 佐々木に脱がされた、しかも意識失っている間に……そう思うと気持ち悪くて怖くて嗚咽と涙が止まらない。

「おやおや、泣く程の事ですか? ということは、調査通り処女のようですね。素晴らしい……」

 尋常でない私の様子を見ながらニヤリと笑う佐々木はそんな事を言い出す。

「嫌だ……ヤメて。はじめては絶対好きな人とするんだから!」

 処女という言葉に喜んだ佐々木を見て、私はこの男に犯されるのだと咄嗟に思った。

 そんなの、絶対に嫌だ、その気持ちが恐怖に勝り上擦った声だけど、なんとか言葉を口にできた。

 けれど、そんな私に佐々木は意味不明な事を言う。

「わかっていますよ、ちゃんとね。好きな人と経験させてあげますよ。ですがその前に、頂きたいのですよ、あなたの血を。処女の血を頂きたいのです。少しだけ、ほんの少しだけ我慢してください。痛い事は絶対にしませんから」

 処女の血?

 それをどうやって取るっていうのよ。

 血を流すってことは、痛いことするに決まっているじゃない!

 痛い思いをこれからさせられる、そう思うとまた私の身体は強張る。

「力を抜いてください。ペン程の太さですが、処女のあなたにとっては辛い太さかもしれませんしね」

 ひんやりとした金具に似た感覚が股の間から私の中に入ろうと突いているのがわかる。

 そんなところ、自分でだって直視しないし異物を入れるなんてしない。

 嫌だ、やめて……

 声に出して叫びたいのにまた恐怖心が増して声が出ない。

 そんな中、今まで体験したことのない感覚が私を襲う。

 異物が入って来るという感覚より、冷たい感覚が先行している。

 身体の中に冷たいものが入っていく、そんな感じ。

 冷たいものがもぞもぞと体内を這うような感覚が続き、次に来たのは生暖かいものが体内から流れていくような感じ。

 股に何かまた冷たいものが触れ、それが離れると室内に佐々木の声が響き渡った。

 

-SF・ファンタジー・ホラー


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