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SF・ファンタジー・ホラー

礼拝の宴 【8】

   

途中わかれてしまった友との再会は最悪なものとなってしまった

淫乱なあずさの姿に更なる衝撃な事実

拒んでも受け入れても、レナのいる場所は宴という名の乱交場だった

 

「さて、大切なお姉さんとの再会なのですから、宴を開かなくてはいけませんよね? ご安心ください、ちょうどいい余興がございますよ」

 私がどう思い感じたかは佐々木にとってどうでもいいらしい。

 少し離れた場所にスポットライトが2か所、そこに現れたのは目を疑う光景。

 顔を面や布で隠した数人の男たちがふたりの少女に群がっている。

「いやっ! やめて、こんなみだらな事。私、処女なの!」

 聞き覚えのある声が響く。

「触らないで! 不潔よ……!」

 叫ぶ声は群がる男たちに向けられるが、男たちはそんな言葉で怯んだりはしない。

 黒い髪を振り乱し拒む少女……あれは……

「井上さん……なの?」

 自分自身に問うように呟いた言葉に、佐々木は短くご名答とだけ言う。

 更に続けて佐々木は私に言葉を投げかけてきた。

「もうひとりの子にも見覚えがおありでしょう? まあ、普段からは想像もできない程の乱れっぷりですが」

 誘導されるようにもうひとつのライトの下を見れば、それはあずさの姿だった。

「どうして……なんであずさが?」

「知りませんでした? これが彼女の本来の姿ですよ。ひとりの男で満足できない身体、そう仕込んだのは我々ですけれどね」

 井上さんと違い、あずさは自ら男に身体を寄せ、男の性器にしゃぶりついている。

 足を広げ、股の間に男を誘い込み自ら腰を揺らし、聞いたことのないような声を惜しみなく漏らしていた。

 こうなるように仕込んだ、佐々木はそう言っていた。

 それってどういうこと?

 私は嫌な予感がして背筋がゾクッとした。

 私のことなら何でも知っているような口ぶりだった佐々木、監視されていたと勘ぐったけれどそれって実際監視していたのは佐々木ではなく、あずさだった?

 そう考えるとストンッと納得できてしまう部分が多い。

 

-SF・ファンタジー・ホラー


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