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SF・ファンタジー・ホラー

礼拝の宴 【番外編】

   

許斐あずさに呼び出され、聖華学園まで出向く
もしかしたら彼女の口から知りたかった真実が語られるかもしれない

だけれど…

※【9】のあらすじでも記しましたが、この番外編が全体の完結になり、9までのレナ視点から別の人に変わっています

 

 
 45年の時を得て、私は古い手帳を数冊持ち、裕二と共にかつて聖華学園があった場所へと向かった。

 この場所に来る気になったのには理由がある、祖母が亡くなって45年というこの日をなぜ彼女が指定したのか、祖母に対する詫びのつもりならこの45年という月日も無駄ではなかったと思える。

 だけどもし違っていたら……45年経ってもなお、狂った世界が正しいと思っているのなら、私はこの手を赤い血で染めてしまうかもしれない。

 だからかな、烏丸裕二を誘ったのは。

 彼ならきっと、理性を失った私を止めてくれる、そんな気がした。

 門をくぐるとその先に広がるのは壮大な花壇のなれの果てが広がり、その先にゴーストっぽい風貌の建物がある。

 かつてそれが学校の校舎だったとは想像もつかないほど朽ちている。

 

-SF・ファンタジー・ホラー


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