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恋愛 / ラブ・ストーリー

先生 最終回 永遠の幸せを願って

   2014年12月2日  

私は赴任先のアメリカに向かった。

そこには若き日の先生の暮らしがあった。そして、先生が私を可愛がってくれた秘密もあった。

しかし、日本から悲しい知らせが届いた・・・

 

第三章 別れ

月曜日、妻と娘に見送られて午前11時の便で成田を出発した。

  俊君、エリー湖に行こう。
  おいしいレストラン、連れて行ってあげる。
  さあ、行きましょう。
  郁子先生、英語、大丈夫?
  任せて!
  郁子先生、待って下さい、郁子先生・・・

私は夢を見ていた。機内では間もなくシカゴ・オヘア空港に到着する旨のアナウンスが流れていた。

何度体験しても不思議なものだ。11時間以上飛行機に乗っているのに、シカゴはまだ月曜日の午前8時前、成田を発った時刻より早い。

私はここで便を乗り継ぎ、バッファローに向かった。
バッファロー・ナイアガラ国際空港には会社の者が迎えに来てくれていた。時刻は午前11時50分。成田から約13時間の旅だった。さすがに疲れた。今日はひとまずホテルまで送ってもらい、工場には明日挨拶にいくことにした。
ホテルにチェックインし、ひと眠りすることにした。

  俊君、俊君、ここに連れてきてくれてありがとう。
  工場に行くの楽しみだね。

またも先生の夢を見ていた。外は既に日が暮れており、時計を見ると午後8時を過ぎていた。
コーヒーとサンドイッチをルームサービスで注文すると、郁子先生から受け取った手紙を読み始めた。

 

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