幻創文芸文庫 (β)

小説好きの創作小説を無料配信*スマホ対応

現代ドラマ

道 最終回 和解

   

 
「栗原さん、柴崎さん、もう水に流したらどうだろう。
 栗原さんは64歳の今もパリで大活躍だ。これも柴崎さんが気持ちよく送り出してくれたからだよ。
 ここでお互いに握手して下さいよ。」

周りの者も後押しし、柴崎が握手しながら「陽一朗」と声を掛けたが、栗原は「久しぶり」と言っただけで、以前のように「繁」とは応えなかった。

「よし、陽一朗、2次会だ。」
「そうだ、サロンド・マダムに行くぞ。
 栗原さん、ママがいい女の子を揃えてますよ。」

柴崎や長谷川社長が誘ったが、栗原は疲れを理由にそれを断った。

「なんだ、やっぱり、俺とは行けないのか!」
「そうじゃないんだ。どうも最近は疲れやすくて、大変申し訳ないが、今日はここで失礼します。本当に楽しかった。
 どうもありがとう。」
「知らん。もうお前とはこれっきりだ!」
「まあ、柴崎さん。栗原さんも帰国したばかりだ。
 今日のところは解放してあげよう。
 じゃあ、栗原さん、ゆっくりお休み下さい。」

やはり、ここでも長谷川社長が取り成し、声を荒げて憤る柴崎を車に乗せて帰っていった。

 

-現代ドラマ

シリーズリンク

レビュー

この作品はいかがでしたか?
あなたの感想を送って、作家を応援しよう!

レビューを書く

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

おすすめ作品