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幻想 / 夢幻

幻影草双紙78〜新男と女〜

   

 この世から争いが絶えることはないでしょうね。
 男と女がいるかぎり。

 

 
 女性の直感は、100万年かけて形成されたものである。
 100万年もの間考えなければ、直感が進化するしかないではないか。

「あんなに危険な場所へ探検に行って、恐いとは思わなかったのかい?」
「女房の待つ家のことを思えば、どこへでも行けるさ」

 女は演技者である。
 ただ、自分を愛しもしないし憎みもしない者に対しては、演技が出来ない。

「統計的には、男は女より平均寿命が短いんだぜ」
「正直者は早死にするわけだ」

 女はうそをつくために生まれてきた。
 男は、そのうそを信じるために生まれてきた。

 男が死ぬとき、最後まで動いているのは心臓である。
 女が死ぬとき、最後まで動いているのは舌である。

「男って、ダメね」
「何故だい?」
「右の耳から入ったことが左の耳から出て行くじゃない」
「女は、両耳から入ったことを口から出すぜ」

「失礼ね、あなた、私のドレスの裾を踏んでいるのよ。謝りなさい」
「私には、これくらいしか出来ないのです」
「え?」
「空の上の天女を捕まえることは出来ません」
「だから何なのよ」
「でも、地上の天女を釘づけにすることは出来ます」
「許してあげるわ」

 女はバカである。
 神様は、バカな男にふさわしいように女を作られたのだ。

「僕は、女運が悪いんだ」
「本当かい。なんという、運のいい奴なんだ、君は」

 

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