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歴史 / 時代

ハヤブサ王 第5章 〜隼は天に上り飛び翔る(4)

   

 戦闘はあっけなかった。
 ワケノミコの軍は、大王軍の相手ではなかった。
 オオタテは、伊勢への退却を進言した。
「ワケノミコ様、一旦伊勢へ下がりましょう。伊勢より東国には、大王に反抗する豪族も多くおります。その豪族を招集して、もう一度大王と戦うのです」
 メトリもそれに賛成した。
「そうしましょう、あなた。伊勢でも、どこでも。あたし、あなたと一緒なら、どんなところも怖くはないわ」
「大丈夫だ、メトリ、私は必ずあなたを守ってみせる。絶対に…」
 これ以上、大切な人を失いたくないから…。
 彼は、メトリノヒメミコを強く抱きしめた。
 ワケノミコは、生き残った数人の兵士を連れて、伊勢に退却を始めた。

 

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