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恋愛 / ラブ・ストーリー

コドモが寝た後で××× 第1章 春一番 2

   

パパをしながら大学にも通う生活が続く中、友達から夏のバイトに誘われる

 

 
 春日薫風さま
 お初であるのに、このような手紙しか残せず、申し訳ございません。薫風さまのことは史蔭(ふみかげ)さまよりお聞きしております。亡き兄の名、薫から文字を頂き、薫風(かおる)としたこと、とても身に余る光栄に存じます。

 そこから始まる、春日の闇の部分。
 いつかオレも嫁を取り、その嫁が当主となればイヤでも知らされる事実が綴られていた。
 簡単に言えば、海老蔵は禁忌の子ということらしい。
 春日の姓を名乗っていても、春日の敷居は跨げない。
 また、禁忌の子を宿した珠美も、春日の姓は名乗れても、二度と春日の敷居は跨げない。
 珠美が他界した今、海老蔵には頼れる血筋がないというわけだ。
 その海老蔵がなぜオレのところに――
 それは単に、オレの住まいが春日とは縁繋がりのない賃貸マンションだからだ。
 勉強部屋という面目で母が買ってくれたマンション。
 金持ち道楽と言えばそれまでだが、母としては春日の黒々とした部分をオレに見せたくなかったのだろう。
 

 

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