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ハートフル

大切な人

   2016年11月18日  

 
私は澄子さんの隣りにしゃがんで、その手から袋を受け取り、傘を渡しました。

マンションまで、黙って歩きました。10分もかからない距離ですが、澄子さんは堪えきれず、途中で何度か蹲って泣いていましたので、いつもの倍以上に時間が掛かったと覚えています。

「ありがとう・・」

マンションに着き、澄子さがドアを閉める時、そう言ってくれました。

  気持ちが通じた・・

私はそれだけで満足でした。

 

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