ただ、彼女は感情の起伏が激しいところがありました。
携帯電話で感情を爆発させるところに居合わせたことがありました。
「何やってんのよ、バカ!もういい加減にしてよ!」
聞いているだけでも、「キツいなあ。」と感じましたから、言われた人はどんな風に受け止めたのか、推して知るべしです。
まあ、私のことを害にもならない甥っ子ぐらいに考えていたからでしょう。幸いはことに、私にはそういうことに向けることはありませんでした。
ただ、一度だけですが、私の部屋に来て、何も喋らず、ただ大泣きして帰っていったことがありました。
澄子さんにも弱いところがあるんだ、私はほっとしたことを覚えています。