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現代ドラマ

昭和の事件 第三話 オイルショックとマルチ商法

   

昭和48年(1973年)10月6日、第四次中東戦争が勃発し、それに伴い起こった、原油が高騰する第一次オイルショック。

日本は石油不足だけでない、トイレット・ペーパー騒動に象徴される物不足パニックに陥っていたが、大多数の人々は自主規制や自粛で我慢強く、その「嵐」に耐えようとしていた。

だが、こうした先の見えない不安な時、必ず、よからぬことを企む者がいる。秘かにはびこっていたマルチ商法もその一つである。

その手口に乗ってしまった人とはどんな人だったのか・・

 

 
オイルショック
 

昭和48年(1973年)10月6日、第四次中東戦争が勃発し、それに伴い原油が高騰する第一次オイルショックが起こりました。

石油から作り出される「石油化学製品」に溢れていた我が国では、その直後から「〇〇が無くなる」といった物不足の噂が飛び交っていました。

翌11月、これを象徴するような出来事が起こりました。所謂、「トイレットペーパー騒動」です。

「紙が無くなる」という根拠のないデマにより、大阪府のスーパーマーケットの掲げた、激安により「紙が無くなる」という広告に煽られた客が殺到し、用意された特売のトイレットペーパーがあっという間に売り切れ、それが、「本当に無くなるんだって!」と日本各地に伝播されて、「物不足パニック」が起きてしまいました。

筆者の家では、日用品雑貨の卸売問屋から定期的に購入していましたので、この時も、幸いその問屋さんに助けて頂き、スーパーマーケットに朝から並ぶことはありませんでした。

まあ、このことはインターネットで簡単に調べることが出来ますから、皆さん、ご存知でしょう。
でも、生理用ナプキン不足も発生したことはご存知ですか?

元々、このパニックは「石油が不足するから石油化学製品が不足する」から起きたことですよね。だから、十分裏付けのある話です。

「おい、知っているか?アンネナプキンが売り切れなんだってよ。」
「バカ野郎、男の俺がそんなことを知っている訳ないだろう。」

トイレットペーパー騒動がまだ収まらない12月頃、高校生だった筆者を、薬局の悴だった同級生がこんなことを教えてくれました。

 

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