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現代ドラマ

鈴子 第二回 結婚

   2018年4月27日  

 
次はキャンドルサービス。鈴子は淡いオレンジのカラードレスに着替えていた。

「大木、お前の修士論文は間違いばかりだったけど、嫁選びは間違ってなかったなあ!」

こんな手荒い祝福の言葉も飛び出した。

そして、最後は大木、中西両家を代表して大木建之助が挨拶に立った。

「うちの愚息、健一に鈴子さんのような素晴らしいお嫁さんが来てくれるとは、今だもって信じられません。これは本心です。政治家は嘘は申しません。」

普段はあまり冗談も言わないのに、いきなり型破りな言葉で始まり、会場は笑いが起こった。

健之助は照れ隠しにゴホンと一つ咳払いをすると、

「健一も鈴子もまだまだ未熟者です。本日、皆様より賜った数々の温かく、かつ、心のこもったお祝辞をしっかりと受けとめ、明るく幸せな家庭作りに励んでいきますが、引き続き、ご指導頂きますよう、お願い致します。」

と締めくくった。

鈴子の祖母は「良かった。ほんまに良かった。」と涙が止まらなかった。
 

 

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